名義変更をしないでいると将来にどんな不都合がありますか?

土地や家屋の名義変更は、先延ばししても法的な問題は生じません。

しかし法定相続人の気変わりや病死などで状況が一変することも。

早いほうが円滑にいくようです。

◎時間が経てば周囲の状況も変化してしまう。

専門家に相談すると、「土地や家屋など不動産の名義変更は、できるだけ早い時期に」と言われます。

それは、名義変更を先延ばしすればするほど周囲の状況が変わり、名義変更がむずかしくなるケースがあるからです。

たとえば法定相続人同士の仲が悪くなって喧嘩に発展したり、相続人の生活事情が変わって、それまでの遺産分割では了解してもらえなくなったりもします。

また名義人が家族に内緒で多額の借金をしていた場合は、土地や家屋などの不動産が抵当に入っていることもあります。

◎子どもの代にまで名義変更を先延ばししない。

名義変更を行なわず何十年が経過しても法的な問題は生じませんが、たとえば名義変更をすべきだった質問者のあなたが急死した場合、法定相続人となるお子様・奥様は、一代遡っておじいちゃんの遺産を相続することになります。

そうなると名義変更の手続きはいっそう複雑になります。

その土地や建物など、不動産を売却する際には“不動産の名義が所有者と一致していること”が前提になります。

◎土地や家屋の名義変更は面倒でも、自分の子どもたちの代にまでそれを先送りしてしまうのはやめましょう。

どんなに土地や家屋の名義変更が複雑であっても、弁護士や司法書士に依頼すれば、遺産相続に必要な事柄は進捗していきます。

後になればなるほど問題が生じ、こじれたりもします。

割り切って早い時期に踏み切りましょう。

名義変更が遅くなるとこんなことに…【URL:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO97596180T20C16A2945M01?channel=DF280120166591